トレーニーがジムで履くべきシューズの選び方を徹底ガイド。
ジムで何を履くか──それは想像以上にトレーニングの質を左右する。
ソールの安定感ひとつでフォームは変わり、グリップ力ひとつで安全性も変わる。
鍛えた体を支え、成果を引き出すために、靴は欠かせない“土台”だ。
この記事では、トレーニーがジムで履くべきシューズを、性能を軸に徹底解説する。
高重量を支える安定感から、HIITに必要なクッション性まで──自分のトレーニングに合った一足を見つけてほしい。
性能編|フォームと成果を守る“性能基準”
ジムで履くシューズは、何よりも性能が優先される。
見た目よりもまず「フォームを崩さないこと」「ケガを防ぐこと」が、成果を積み重ねるための前提だ。
1. ソールの安定感
- スクワットやデッドリフトでは、フラットで硬めのソールが必須。
- 厚底ランニングシューズは沈み込みが大きく、高重量ではバランスを崩しやすい。
2. グリップ力
- 床を確実に捉えられるかがフォームの安定を決める。
- ゴムソールやリフティング用シューズは、滑りを防いで安心。
3. クッション性
- 高重量では不要だが、HIITやジャンプ系の種目では必須。
- メニューに合わせて、クッション性の有無を選び分けるといい。
4. サイズ感
- リフティングならジャストフィット。
- 有酸素系はやや余裕を持たせると快適。
- 厚手ソックスを想定して試着するのが基本。
性能を基準に選ぶことで、フォームが安定し、成果を引き出す土台が整う。
ジム用シューズは、トレーニングの質を変える“ギア”そのものだ。
デザイン編|ジムで映える色と素材
ジム専用シューズでも、デザインは軽視できない。
毎日履くものだからこそ、気分を上げる色や素材を選ぶことが、継続のモチベーションにつながる。
1. 色で選ぶ
- 黒:汎用性が高く、汚れも目立たない。ジム用の定番。
- 白:清潔感があり、ジム内で映える。こまめに手入れできる人向き。
- 原色・派手色:トレーニング専用に割り切れば、気分を切り替えるアクセントになる。
- グレー・アースカラー:落ち着いた印象。派手さを避けたい人におすすめ。
2. 素材で選ぶ
- メッシュ:軽量で通気性抜群。HIITや有酸素系の動きに合う。
- 合成素材:耐久性が高く、価格とのバランスも優秀。汎用性重視ならこれ。
- レザー:重量感と安定感を求める人向け。ただし蒸れやすいため夏場は不向き。
色と素材は、性能に直結するだけでなく「履きたいと思えるか」にも関わる。
毎日のジムで気分を上げてくれる一足を選ぶことが、長く続ける力になる。
ブランド&コンセプト編|信頼できる一足を選ぶ
ジムで履くシューズは、ブランドごとに強みやコンセプトがはっきり分かれる。
ただ“有名だから”で選ぶのではなく、自分のトレーニングスタイルに合った一足を選ぶことが大切だ。
1. コンセプトで選ぶ
- リフティング特化型
ソールが硬く、重量挙げやスクワットに最適。例:アディダス「パワーリフト」 - クロストレーニング型
ウェイトからHIIT、有酸素まで対応する万能型。例:ナイキ「メトコン」、リーボック「ナノ」 - シンプル&フラット型
無駄のないデザインで安定感も高い。例:コンバース「オールスター」
2. ブランドごとの特徴
- Nike(ナイキ)
最新テクノロジーとデザイン性を両立。特に「メトコン」は万能選手。 - Adidas(アディダス)
リフティングシューズに強い。高重量トレーニーに支持される。 - Reebok(リーボック)
クロスフィット文化とともに進化。タフで汎用性が高い「ナノ」シリーズが人気。 - Converse(コンバース)
フラットソールの定番。シンプルで安定感があり、パワーリフターにも愛用者多数。
ブランドやモデルを選ぶ基準は、単なる流行ではない。
自分のトレーニングを支える“相棒”として、どの一足が合うかを見極めよう。
種目別ガイド|トレーニング内容に合わせた最適解

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シューズ選びで迷うときは、「どんな種目に力を入れているか」を基準にするとわかりやすい。
トレーニーに多いメニュー別に、最適な一足を整理してみよう。
1. スクワット・デッドリフト
- フラットで硬いソールが必須。
- コンバース、アディダスのリフティングシューズなどが定番。
- 床をしっかり押せる感覚がフォームを安定させる。
2. ベンチプレス
- 足裏を安定させ、力を逃さない硬めソールが有効。
- リフティングシューズやフラットソールが安心。
3. HIIT・ジャンプ系
- 膝や足首に衝撃がかかるため、クッション性のあるモデルがベスト。
- ナイキ「メトコン」やリーボック「ナノ」など、クロストレーニング用が使いやすい。
4. ランニング・有酸素マシン
- 長時間の運動にはクッション性と軽量性を優先。
- ランニング専用シューズを“ジムのサブ用”として使うのもあり。
同じトレーニングでも、目的によって求める性能は違う。
「自分が何をメインに鍛えているか」を考えて選ぶことが、一足を無駄にしないコツになる。
まとめ|シューズはトレーニングの土台
ジムで成果を出すには、正しいシューズが欠かせない。
ソールの安定感はフォームを守り、グリップ力は安全を支える。
色や素材は気分を上げ、ブランドやモデルは自分のスタイルを映す。
そして何より、履くシューズによってトレーニングの質そのものが変わる。
正しい一足があれば、積み重ねた努力を余すことなく成果につなげられる。
次のトレーニングは、その靴で踏み出そう。
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